時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。
看護師のみなさんが転職を決断した時、「退職したい」と上司に伝えることは、ちょっと勇気がいるものです。初めての転職(退職)であれば、なおさらでしょう。 退職が決まったら師長の態度が悪くなるんじゃないか、「辞めます」と伝えてから一緒に働くのが気まずいなど、いろいろ考えているうちに伝えるのが遅くなってしまいがちですよね。 でも、引き継ぎをしなければなりませんから、ある程度の余裕を持って退職の意思を伝えなければ、希望通り辞めることができなくなるかもしれません。 誰に、いつまでに伝えるべきか、どうやって(メール?口頭?)伝えるのか、理由をどこまで説明すべきか、悩むところです。 退職の意思を最初に伝える相手は、直属の上司がマナーです。つまり、病院であれば、所属している病棟、外来などの看護師長です。直属の看護師長を飛び越して看護部長に伝えたり、まわりの同僚に先に伝えるのはマナー違反。上司の管理不足と捉えられかねませんので、避けましょう。 「いつまでに」伝えるべきかというと、法律上は、2週間前までに伝えればよいとされています。しかし、多くの場合は就業規則で「退職日の○か月前までに」などと規定されています。突然辞めてしまったら残された人にしわ寄せがいくわけですから、やっぱりある程度余裕を持って伝えたほうがベターです。 そのため1〜3か月前に伝える人が多いようです。また、タイミングも重要です。たとえば、年末年始や夏季休暇のシーズンで人が手薄になっている時、あるいは、新人が増える4月などは、できれば避けたいところです。円満かつスムーズに辞めるためには、自分の都合だけではなく、なるべく病院側にも負担にならないように考慮したいものです。 方法は、やはり直接会って話すのがベストでしょう。上司の手が空いているタイミングを見計らって、「ちょっとご相談があります」などと、ソフトに切り出し、退職を決意したことをキッパリと伝えます。病院にとって看護師は大切な戦力。どんな形で切り出しても、「考え直してほしい」と一度は引きとめられるかもしれません。そんなときに、「まだ悩んでいるな」「残ってくれる可能性がありそう」というような態度をとると、なおさら、強力に引きとめられて辞めにくくなってしまうので、丁寧に、でもキッパリと退職の意思を伝えることが肝心です。 退職理由をどこまで伝えるかは、悩むものです。いろいろと不満があったとしても、辞めるまでの数か月間一緒に働くことを考えると、不満を並べたてるのではなく、転職してどんなキャリアアップを図りたいのかといった前向きな理由、あるいは結婚、妊娠、親の介護、夫の仕事の都合など、「どうしようもない理由」を挙げたほうがべ夕ーです。 また、もしも待遇に関する不満を理由とした場合、「給与を上げるから」「特別に休暇を取っていいから」など、譲歩案を提示されて、続けざるを得なくなることもあります。しかし、そうやって続けた場合、もしも同僚に知られれば、印象が悪くなる可能性もあります。 また、口約束で退職を取りやめたものの、結局は以前とそんなに変わらなかった、といった失敗も耳にします。「辞める」と決めたからには、待遇など、改善の可能性がある理由を伝えるより、たとえ嘘でも「辞めざるを得ない」理由を挙げたほうがいいでしょう。 参考になさってください。 それでも転職したい!と思ったら。 >>>最新の看護師転職・ナース転職サイト比較ランキングはこちら
看護師のみなさんが転職を決断した時、「退職したい」と上司に伝えることは、ちょっと勇気がいるものです。初めての転職(退職)であれば、なおさらでしょう。
退職が決まったら師長の態度が悪くなるんじゃないか、「辞めます」と伝えてから一緒に働くのが気まずいなど、いろいろ考えているうちに伝えるのが遅くなってしまいがちですよね。
でも、引き継ぎをしなければなりませんから、ある程度の余裕を持って退職の意思を伝えなければ、希望通り辞めることができなくなるかもしれません。
誰に、いつまでに伝えるべきか、どうやって(メール?口頭?)伝えるのか、理由をどこまで説明すべきか、悩むところです。
退職の意思を最初に伝える相手は、直属の上司がマナーです。つまり、病院であれば、所属している病棟、外来などの看護師長です。直属の看護師長を飛び越して看護部長に伝えたり、まわりの同僚に先に伝えるのはマナー違反。上司の管理不足と捉えられかねませんので、避けましょう。
「いつまでに」伝えるべきかというと、法律上は、2週間前までに伝えればよいとされています。しかし、多くの場合は就業規則で「退職日の○か月前までに」などと規定されています。突然辞めてしまったら残された人にしわ寄せがいくわけですから、やっぱりある程度余裕を持って伝えたほうがベターです。
そのため1〜3か月前に伝える人が多いようです。また、タイミングも重要です。たとえば、年末年始や夏季休暇のシーズンで人が手薄になっている時、あるいは、新人が増える4月などは、できれば避けたいところです。円満かつスムーズに辞めるためには、自分の都合だけではなく、なるべく病院側にも負担にならないように考慮したいものです。
方法は、やはり直接会って話すのがベストでしょう。上司の手が空いているタイミングを見計らって、「ちょっとご相談があります」などと、ソフトに切り出し、退職を決意したことをキッパリと伝えます。病院にとって看護師は大切な戦力。どんな形で切り出しても、「考え直してほしい」と一度は引きとめられるかもしれません。そんなときに、「まだ悩んでいるな」「残ってくれる可能性がありそう」というような態度をとると、なおさら、強力に引きとめられて辞めにくくなってしまうので、丁寧に、でもキッパリと退職の意思を伝えることが肝心です。
退職理由をどこまで伝えるかは、悩むものです。いろいろと不満があったとしても、辞めるまでの数か月間一緒に働くことを考えると、不満を並べたてるのではなく、転職してどんなキャリアアップを図りたいのかといった前向きな理由、あるいは結婚、妊娠、親の介護、夫の仕事の都合など、「どうしようもない理由」を挙げたほうがべ夕ーです。
また、もしも待遇に関する不満を理由とした場合、「給与を上げるから」「特別に休暇を取っていいから」など、譲歩案を提示されて、続けざるを得なくなることもあります。しかし、そうやって続けた場合、もしも同僚に知られれば、印象が悪くなる可能性もあります。
また、口約束で退職を取りやめたものの、結局は以前とそんなに変わらなかった、といった失敗も耳にします。「辞める」と決めたからには、待遇など、改善の可能性がある理由を伝えるより、たとえ嘘でも「辞めざるを得ない」理由を挙げたほうがいいでしょう。
参考になさってください。
それでも転職したい!と思ったら。
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