トップページ > 看護師・ナースの基礎知識「看護師は治療者」

時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。

看護師・ナースの基礎知識

  • 看護師は治療者

前回のコラムでは、医療従事者にとって理解が必要なコミュニケーションの構造についてご案内しました。

さて次に、二つの優れたコミュニケーションの方法を説明します。最初は、「積極的傾聴法(アクティブーリスニング)」というカウンセリングを応用した方法です。

二つ目は対人関係の中で相手に好印象を与えながら仕事を進めていくために理解しておくと便利な、話の順序や提案の仕方などについて行動科学を応用した方法です。

まず、最初のやリ方です。

先に、看護師の役割について述べましたが、実は、もう一つ重要な役割があります。それは、看護師は、たんに「診療の補助者」であるだけでなく、積極的な治療者となる場合もあるという側面です。

人は誰でも、自分が病気やその他の問題で精神的に苦しい状態にいるときには、その苦しさについて他の人に話すことで気持ちが軽くなります。

これは苦しい状態を他の人に話すことで、自分でその状態を客観視できるようになり、またその苦しさに共感してもらうことで、苦しさにとらわれ煮詰まってしまっている状態から解放されて、自分なりにその苦しさに立ち向かうエネルギーが生まれるからです。

ですから患者さんが何か話をしたそうにしていたり、病気にともなう精神的な苦しみを抱えていることが見ていて明らかな場合には、看護師は適当な時間を見つけて話を聞いてあげることが、患者さんたちの大きな助けになります。

その意味では、看護師は患者さんの「治療者」になっていると言えます。

時間の許す限り患者さんの話を間いてあげることは、看護師の仕事の大切な要素の一つなのです。

もちろん、おしゃべりの好きな患者さんもいるでしょうし、あたかも看護師を独占したいといった意図の人もいるかもしれません。

そうした、言わば必要性の低い人たちの扱い方も看護師は学んでおかねばなりません。

<次回のコラムに続きます>

参考になさってください。


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