トップページ > 看護師・ナースの基礎知識「看護師の転職失敗事例3」

時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。

看護師・ナースの基礎知識

  • 看護師の転職失敗事例3

転職をすることで失う利益があることを忘れてはいけません。転職をしない方が生涯賃金が高くなるということをお伝えしました。転職を決意し、実際に転職をしたあとに起こる可能性について紹介します。

・失敗事例3

Aさんは学習意欲もあり、その時々で必要だと思う勉強をしながら転職を繰り返してきました。

病院で勤務していた頃は手話やアロマテラピーの勉強をし、患者さんに喜ばれる看護をしたいと思っていましたが、何だか自分のやりたいこととは違う?と老人福祉施設へ転職します。

そこではむくみのある方々が多いと感じ、フットマッサージの勉強をしますが、ここもずっと働く職場ではないかも?と転職をします。

次は企業の健康管理をしますが、コンピューターで資料を管理するため、エクセルやアクセスなどが使えるようにとパソコン教室に通いました。

しかし、健康管理はあまり看護が活かせないと考えるようになり再度転職します。

次はもっと人とかかわれるようにと街のクリニックで、受付から診療の補助まで幅広く行うことになります。

診療報酬の計算もできるようにと勉強し、診療所では何でもこなせるようになったものの、これでは専門性が活かせないと転職することにしました。

もう、自分に合う仕事に出会うまで就職ではなく、派遣で働こうと決めたAさんは医療系の派遣会社に登録し、健康診断の補助やツアーナースとして学生の添乗を行うようになりました。

はじめの頃は日々行うことが違うため、新鮮で看護師としての専門性も活かせると歓びを見出せていたのですが、保険料の負担や収入的な面で長期間このままの雇用形態でいることに不安を持つようになり、改めて就職しようと決意しました。

その後、デイサービスで勤務したり、訪問入浴で勤務したりするのですが、どうしても自分にピッタリだと思うことができません。能力もあり、たくさん勉強もしてきましたので、できることはたくさんあると思っていながら、どの能力も活かせる仕事にめぐりあえないと転職を繰り返しているうちに衝撃が訪れます。

今まで、看護師としてどの場所で勤務したいと思っても、スムーズに採用されてきたAさんが施設での就職を断られてしまったのです。年齢的に管理職になってもらいたいと考えていた施設側でしたが、もしかしたらすぐに辞めてしまう人なのでは?責任ある仕事を任せられないのでは?と思ったのです。

看護師はいつでもどこでも働くことができる資格を有しているとはいえ、限度を超えた転職は、信頼性を欠いてしまうことは言うまでもありません。

どの職場でも、何かしら確実にやりがいはあるものです。そこに打ち込み、楽しさを見出す努力をする前に、これも違う、あれも違うと投げ出してしまうということは残念な結果を生んでしまうということのようです。

参考になさってください。


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