トップページ > 看護師・ナースの基礎知識「看護基準と雇用市場の行方」

時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。

看護師・ナースの基礎知識

  • 看護基準と雇用市場の行方

現在、急性期医療を行っている病院における看護基準は、患者さん7人に対し看護師1人という7対1看護基準が、看護師の数で最も診療報酬が高く取得できることになっています(救命など除く)。

看護師の数をきちんと病院で確保していなければ、診療報酬の請求額が高くならないという基準ができたことによって、看護師の数は病院にとってとても重要になりました。

また、看護の質を向上させるためには、看護師の数をきちんと確保していることが前提となり、少ない人数でできるだけのことをするという時代ではなくなりました。

日本だけで考えるとずいぶんと大きな進歩を遂げたように感じる看護基準なのですが、海外と比較してみると、案外まだ看護基準は低いことがみえてきます。

アメリカは州によって法律も違いますが、昼夜ともに4対1を基準としている病院もあります。

オーストラリアでは、看護師の数と患者さんの死亡率の相関関係をもとに、看護基準を高くしたという経緯があるほどで、実は看護師の数というのは、患者さんをケアするときに必要というだけではなく、患者さんの命を守る上でもきちんと確保する必要があるのです。

しかし、一方で日本の医療費は毎年増加の一途をたどっています。

高齢化が大きく影響していることも事実ですが、国は医療費を抑制するための政策を立てていますが、高齢者が増加している以上、どんなに医療費を抑えようとしても無理であることも否めません。

そのような中で、日本がアメリカやオーストラリアのように7対1の看護基準から、いきなり4対1の看護基準になるということは難しい面があるかもしれません。

なぜなら、看護師の数を今以上に大幅に増やすということは、診療報酬をさらに増やすということになるからです。

税金や社会保険料をどんなに投入しても、医療費が増え続ければ医療制度そのものを揺るがしかねません。

よって、いきなりは難しいかもしれませんが、他国の看護基準に少しでも近づいていくということは、今後の日本医療の課題でもあるでしょう。

これらを考えても、看護基準は上がっていくことがあっても下かっていくことはないと考えられます。

その理由は、医療費の側面だけで考えれば、看護基準も危機なのではと考えがちですが、なぜ看護基準を保つ必要があるかという原点に立ち返れば、看護師の数が患者さんの死亡率に影響があるからです。

少ない看護師で看護を行っていくことの危険性を考えれば、看護師の雇用市場は今後上がることはあっでも、減ることは考えづらいのではないでしょうか。

大幅な増員は国の抱える問題から鑑みて難しくても、少しずつ看護師の数を増やしていく努力をすることによって、高齢化社会における医療をより安全に守ることができるからです。

参考になさってください。


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