時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。
前回からの続きです。 ・改善のためのステップ Cさんが苦労して書いてきた目標ですから、まずはそのことを労いましょう。 そのうえで、目標管理は「成果を表す目標を設定する」必要があることを伝えます。質問をしながら成果を表す表現を一緒に考え、書き直していくとよいでしょう。 具体的に見てみましょう。 1つ目の目標「プリセプターとしてプログラムに沿って支援できる」は、まず、「支援するjのではなく、プリセプターであるCさん自身が「責任を持って育てる」という、Cさんが主体となった内容にする必要があります。 そして、プログラムに沿って育てることにより新人看護師がどうなったらいいと思うかを一緒に考えましょう。 2つ目の目標「アセスメントができる」も同様です。アセスメントができるようになることで、病棟の看護がどう変わるのか、たとえば患者満足度が上がるのか、看護の質が高まるのか、といったことを質問して一緒に考えていきます。 その答えを「成果」として目標にしましょう。 <スタッフ側の問題点> 1.目標管理とラダー評価を混同している 2.目標レベルの基準が不明確で、設定する目標のレベルにばらつきがある 3.定量化できない定性的な目標を納得できるかたちで設定できていない 4.目標を設定するための手段や方法の掘り下げが不十分 5.創造的・挑戦的な目標が少なく、日常業務の改善目標に偏る 6.達成レベルが、判定しづらい目標になっている 7.結果を意識して目標設定のレベルが低くなる 8.目標管理シートを書くこと自体が目的になっている 9.設定する目標が短期的なものに偏っている 10.目標の優先度を考慮せず目標を設定している 11.目標を達成するための手段や手順の羅列に終始している (続く) 参考になさってください。 看護師の方が転職したい!と思ったら。 >>>最新の看護師転職・ナース転職サイト比較ランキングはこちら
前回からの続きです。

・改善のためのステップ
Cさんが苦労して書いてきた目標ですから、まずはそのことを労いましょう。
そのうえで、目標管理は「成果を表す目標を設定する」必要があることを伝えます。質問をしながら成果を表す表現を一緒に考え、書き直していくとよいでしょう。
具体的に見てみましょう。
1つ目の目標「プリセプターとしてプログラムに沿って支援できる」は、まず、「支援するjのではなく、プリセプターであるCさん自身が「責任を持って育てる」という、Cさんが主体となった内容にする必要があります。
そして、プログラムに沿って育てることにより新人看護師がどうなったらいいと思うかを一緒に考えましょう。
2つ目の目標「アセスメントができる」も同様です。アセスメントができるようになることで、病棟の看護がどう変わるのか、たとえば患者満足度が上がるのか、看護の質が高まるのか、といったことを質問して一緒に考えていきます。
その答えを「成果」として目標にしましょう。
<スタッフ側の問題点>
1.目標管理とラダー評価を混同している
2.目標レベルの基準が不明確で、設定する目標のレベルにばらつきがある
3.定量化できない定性的な目標を納得できるかたちで設定できていない
4.目標を設定するための手段や方法の掘り下げが不十分
5.創造的・挑戦的な目標が少なく、日常業務の改善目標に偏る
6.達成レベルが、判定しづらい目標になっている
7.結果を意識して目標設定のレベルが低くなる
8.目標管理シートを書くこと自体が目的になっている
9.設定する目標が短期的なものに偏っている
10.目標の優先度を考慮せず目標を設定している
11.目標を達成するための手段や手順の羅列に終始している
(続く)
参考になさってください。
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