時代は変わり、他の職業と同様、看護師の世界においても転職が普通になりつつある点は良い傾向ですね。今までは何か違和感を感じても、耐えるか、あるいは辞めるかしかなかったところ、そこに「職場を変える」という選択肢が出てきたのです。貴重な人生の貴重な時間を費やすわけですから、やはり、納得ができ、やりがいが感じられ、「ありがとう」という言葉が聞ける職場で働きたいものです。
前回からの続きです。 ・改善のためのステップ では、Eさんのキャリアにふさわしい目標にするにはどうしたらよいか、考えてみましょう。 アメリカの経営史学者であるアルフレッド・チャンドラーは「組織は戦略に従う」と言いました。 ベテランの力をフルに発揮してもらいたいと考える師長は多いと思いますが、それを実現するための戦略は立っているでしょうか。 まずは、自部署の課題を解決するための戦略を練り、その戦略を実践するための組織づくりを目指しましょう。 そのなかで、ベテランEさんにどのような役割を担ってもらいたいのか、師長からきちんとEさんに伝えることが大切です。 もしかしたら、Eさんはやる気はあるのに具体的に何をしたらよいかがわからないために、目標を見出せなくなっているのかもしれません。 たとえば、Eさんにスタッフ教育を任せたいのであれば、部署内にきちんと教育組織をつくり、それを病棟目標内に掲げ、そのなかでEさんに役割を与える必要があります。 役割が明確になることで成果が見えるようになります。そうすればEさんも「協力」や「取り組む」といった控えめで漠然としたスタンスではなく、もっと積極的なスタンスで目標達成に向けて取り組んでくれるのではないでしょうか。 (続く) 参考になさってください。 看護師の方が転職したい!と思ったら。 >>>最新の看護師転職・ナース転職サイト比較ランキングはこちら
前回からの続きです。
・改善のためのステップ
では、Eさんのキャリアにふさわしい目標にするにはどうしたらよいか、考えてみましょう。
アメリカの経営史学者であるアルフレッド・チャンドラーは「組織は戦略に従う」と言いました。
ベテランの力をフルに発揮してもらいたいと考える師長は多いと思いますが、それを実現するための戦略は立っているでしょうか。
まずは、自部署の課題を解決するための戦略を練り、その戦略を実践するための組織づくりを目指しましょう。
そのなかで、ベテランEさんにどのような役割を担ってもらいたいのか、師長からきちんとEさんに伝えることが大切です。
もしかしたら、Eさんはやる気はあるのに具体的に何をしたらよいかがわからないために、目標を見出せなくなっているのかもしれません。
たとえば、Eさんにスタッフ教育を任せたいのであれば、部署内にきちんと教育組織をつくり、それを病棟目標内に掲げ、そのなかでEさんに役割を与える必要があります。
役割が明確になることで成果が見えるようになります。そうすればEさんも「協力」や「取り組む」といった控えめで漠然としたスタンスではなく、もっと積極的なスタンスで目標達成に向けて取り組んでくれるのではないでしょうか。
(続く)
参考になさってください。
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